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【エコツーリズムによる野生動物保護区の自立】
  WILD LIFE COMMUNITY PLAN
A.E.F(AFRICAN ELEPHANT FOUNDATION=アフリカゾウ国際保護基金)A.E.F自体は無くなりましたが、これは、アフリカゾウを中心とする野性動物とその生息地を守る活動と、地域住民であるマサイの人々の生活支援を主な目的として始まりました。現在はエコツーリズムとして第3世界ショップ基金のご支援によりプロジェクトは継続しております。
 
 
このプロジェクトは1994年、ゾウをはじめとする多様な野生動物の繁殖地になっている森を守ろうと、現地に住むマサイ族の自発的な要請から、オルトメ・マラ野生動物保護区が設立されました。この保護区を地元住民であるマサイ族が自立的に運営していく仕組みとして考えられたのが、保護区の自然環境や野生動物の生態に配慮したグリーンロッジの建設です。これまでマサイ族は土地を農地として貸し出して現金収入を得てきたため、森がどんどん切り開かれ、生態系への影響やマサイ族の将来の不安が問題とされてきましたが、このプロジェクトがうまくいけば、自然と動物と人とが永続的に共存する仕組みのモデルになります。


オルトメ地区は、ケニア南西部にあるマサイマラ国立動物保護区から直線距離で30km程離れた所にあります。 ちなみに私が行った時はキーコロックから迷いに迷って7時間以上掛かってしまいました!その間車のスタック 多々有りました…牛を放牧中のマサイの方々サンキューでした。

1この辺りはマラリバー支流の小渓谷に沿って、乾燥した森林と草原が果てしなく広がる所で、この地域のマサイ族の人達は伝統的な家畜(牛や山羊)の放牧で生活しています。BUTその生活は極めて貧しく草原の一部を農園経営者に貸すことで何とか生計を立てている状態です。もともと、この辺りの土地は火山性の土壌で覆われておりさらに雨量が少ないため畑作には適さず一度畑がダメになると別の草原…次は大事な森を切り開かざるを得なくなると言った悪循環に陥ることになります。しかもこの森がアフリカゾウの繁殖地である事が分かってきました!!

そこで、オルトメのマサイの人達は悩んだ末、ケニア野性生物サービス公社(KWS)の元長官でアフリカゾウ国際保護基金代表のP.M.オリンド博士に相談。その結果、自分達の土地22,000ヘクタール(約180I)を私設の保護区=オルトメ・マラ野性動物サンクチュアリー(聖域)に設定し、ゾウの繁殖する森を守ることにしたのです。マサイの人々は協同組合を作り自発的に共存計画を実現しようとしていますが、その為の資金がまだまだ不足しています!

1996年度には、そのためのロッジ(グリーンロッジ)建設に取りかかるとともに第1回目のツアーを第3世界ショップ基金として実施し、保護区内の動物の観察や水場の整備なども行ないました。地元住民は、ロッジの運営だけでなく、レンジャー隊を組織し、密猟等の違法行為の監視もしています。ロッジはまだ建設中ですが、広い広い森の中の小さな仮設テントに寝泊まりすると、人間中心の考えが逆転し、人もまた動物であることを発見します。日本国内では、この試みを広めていくための講座も開かれました。 天候や資材調達の都合で、1996年度中にはロッジは完成に至りませんでしたが、今後も第3世界ショップ基金ではツアーを実施しながらロッジ建設や水場、遊歩道の整備を手伝い、このプログラムに協力して行かれるそうです。


【オルトメ・グリーン・ロッジの基本的方針】
注:第3世界ショップケニヤエコツアーサイトより抜粋させて頂きました
  グリーンロッジは、マサイ族が野生動物保護区を自立的に運営し、収入を得る事を目的としていますが、それが地域環境や、野生動物に悪影響を与えるものになっては何も意味がありません。具体的な建設時、運営時の留意点は次の通りです。
 
建設時の留意点
1. 住民と一緒に建設計画を策定する
2. 土地の造成を行わない
3. 木を切らない
4. 外部から木や植物を持ち込まない

運営時の留意点
1. 排水は浄化槽でろ過する
2. 生ゴミは肥料化する
3. 野菜、ハーブはなるべき場所で調達する
4. なるべく多くの住民が運営(労働)に参加する
 
このように、このグリーンロッジは地域環境への影響をミニマムに抑えた、地球に優しいロッジなのです。皆さんも、オルトメの森やロッジ を訪れてみませんか?ゾウやシマウマ、キリン、ヒョウなどが住む中に、ヒトという動物も入り込み、たき火と槍で身を守る。そんな人間中心からの逆転の体験、新たな自分の発見。そんなオルトメ・ツアーに関心を持った方はこちらへ。次回ツアーのご案内が見られます。

 
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